日本唯一の炭坑
インターネットをまさぐっていたら、こんなホームページがあった。
「くろしお石炭.com」だ。北海道の釧路にある日本唯一の炭坑を紹介しているサイトだ。炭坑の様子、採炭の様子や豆知識などを紹介している。石炭グッズも販売しており、なかなか産炭地民族にとってはノスタルジックである。
ただ、この炭坑はいわゆる海中炭田のようで、ボタ(石炭のカスのようなもの)は海中に捨てられるのだろう。周囲にボタ山らしいものはない。まあ、もしかすると技術革新でボタすらも出ないのかもしれないが・・・。
中学生のころだったか。長崎・高島にある高島炭坑に行った。まだ採掘が行われていた九州でも数少ない炭坑だ。島の山から炭坑の様子を眺めたが、島周辺の海の色が時によって変色する。地元の人に「ボタを海に捨てている時は海の色が変わるんだ」と教えられた。たぶん、釧路もそうなのだろう。
今ではすっかり無人島と化している端島(通称、軍艦島)も高島から眺められる。久しぶりに見に行きたくなった。
Comments
炭鉱を紹介するWEBサイト「炭鉱マニア」
http://coal-mania.hp.infoseek.co.jp/
管理人の神山卓也
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/
と申します。
今般、貴記事に対して先述の弊サイト「炭鉱マニア」の中の「炭鉱・石炭関係リンク集」
http://coal-mania.hp.infoseek.co.jp/coallink.htm
からリンクを張らせていただきましたので、ご報告申し上げます。
Posted by: カミタクこと神山卓也 | May 21, 2006 at 13:41
釧路にもズリ山はあります。大きくは2ヶ所あるのですが、一つは太平洋の海岸近くのもので、釧路特有の海霧の関係から内地で見られる緑に覆われたものではなく、もうズリを捨てなくなってから15年ほど経っているのに、わずかな草が一部に生えているだけの荒涼とした姿をさらしています。また、もう一箇所は、釧路湿原の東側に広がる通称「武佐の沢」と我々炭鉱の人間が呼んでいる広大な湿原状の沢(約500万平米)を埋め立てるように、現在も釧路コールマインが算出する石炭の量とほぼ匹敵するだけのズリを捨てています。(もっともこちらの方は山ではありませんが)海に捨てるなどということは、漁業資源の多い当地では考えられないこと!九州では、本当に海中投棄などしていたのですか。三池あたりでは、のり養殖事業者との間で海底陥没などで争いがあったように聞いていたのですが、当然沿岸漁業者との間で「公害防止協定」が結ばれていると思うのですが・・。もちろん釧路コールマインも当地の漁業者との間で「公害防止協定」を結び、ズリはもとより選炭排水についても自主規制値を設けるなど環境への配慮をしています。
Posted by: 菅原 | December 02, 2004 at 20:41
私たちのサイトに目を留めていただきまして
ありがとうございました。
また 石炭の思い出掲示板への投稿
ありがとうございます。
差し支えなければ リンク集に掲載させていただきたいのですがよろしいでしょうか?
Posted by: くしろ石炭ドットコム | November 26, 2004 at 14:44